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特殊診療・センター

◎フットケア外来

紹介 広い意味ではエステやネイルなど美容的なものも含まれますが、病院で行うフットケアとは、足の健康を維持することや異常を早期発見・対処するなど予防や治療を目的とするものです。
対象は糖尿病足病変を中心に、医師にフットケア専任看護師のケア及び指導が必要であると診断された患者さんです。足のことでお困りの方は医師の診察を受けた後、フットケア外来を受診することができます。
外来ではフットケア専任看護師が、足に異常がないかを評価し、タコ(胼胝)・ウオノメ(鶏眼)など重症化するおそれがあるものを早期に除去します。初回は足の異常を発見するために、簡単な検査を行うなどして足を評価します。異常がみられた場合には原因・誘因となるものを患者さんとともに考え、御自分で足を守るための足の観察の仕方や日常生活の中でのケア方法、靴選びの方法などをアドバイスします。
フットケアの重要性 動脈硬化に起因する末梢動脈疾患や生活習慣病の一つである糖尿病による足病変が急速に増えています。末梢動脈疾患や糖尿病性足病変が重症化すると足を切断する可能性が高く、日常生活動作や生活の質のみでなく生命の危機に陥ることもあります。
米国の調査では糖尿病患者の15~25%が足に潰瘍があり、適切な治療を受けなければ糖尿病性足潰瘍の14~20%が切断に至ると言われています。
平成19年の国民健康・栄養調査によると20歳以上の人で糖尿病が疑われるのは予備軍も含めて約2,210万人と推計され、5年前より1.4倍に増えたことがわかりました。これは成人のほぼ5人に1人が該当し、適切な治療を受けなければ足を切断せざるを得ない状態となります。
糖尿病合併症と足病変 糖尿病の合併症には、末梢神経障害、腎障害、網膜障害の3つの合併症があげられます。
糖尿病足病変とは、血管障害・外傷・感染症が複雑に組み合わされ、神経障害による知覚鈍麻も誘因となり、潰瘍や壊疽を引き起こしやすい状態となります。神経障害があると、小さい傷などが慢性的な潰瘍を引き起こす可能性が高くなります。
感覚の低下や足の変形などは足に負担をかけ、結果として足にタコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)などが形成されます。タコやウオノメは皮膚の深い部分を圧迫し、深い傷となってしまいます。通常であれば強い痛みで傷に気付きますが、神経障害のある場合は気付かず、感染や壊疽など重症な傷になる場合があります。
フットケアへの取り組み 当院では平成20年5月よりフットケアの充実を図っています。足病変の予防と早期発見・早期治療につとめ外科・内科・整形外科及びフットケア担当看護師が、互いに協力し合い下肢救済に取り組んでおります。
 平成22年9月にはフットケア外来を開設し、フットケア専任看護師2名が担当しています。透析室にはフットケア専任看護師1名が配属されており、透析中でもフットケアを受けられる体制をとっております。外来や透析室ではフットケアチェック表で評価し、症状のある患者に対して、医師、理学療法士、看護師、フットケア専任看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師と相談の上、リハビリ室では人工炭酸泉浴(写真1)、近赤(紫)外線治療(写真2)、トレッドミル(写真3)による運動療法、外来や透析室では胼胝や深爪、潰瘍などの処置と患者さんへのアドバイスを行っております。
人工炭酸泉浴(写真1)人工炭酸泉浴(写真2)近赤(紫)外線治療トレッドミル
ケア前ケア後
フットケア外来日【毎週水曜日午後】 (1) 13:30 ~ 14:15
(2) 14:15 ~ 15:00
(3) 15:00 ~ 15:45
(4) 15:45 ~ 16:30
○完全予約制で一人30~45分です。
予約方法 当院に通院中でフットケア外来の受診を希望される方は、主治医に「フットケア外来受診希望」の旨を伝え、まず医師の診察を受けてから御予約ください。
フットケア外来を初めて診察される方は外科医の診察が必要となります。予約専用ダイヤルから外科外来へご予約ください。
フットケア外来を受診したことのある方は予約専用ダイヤルへご予約下さい。

予約専用ダイヤル:011-865-0201
 午前  9時00分 ~ 12時00分
 午後 13時30分 ~ 16時00分
透析室でのフットケア フットケア専任看護師が1名常勤しています。透析をうけている方の中には、糖尿病や閉塞性動脈硬化症の診断を受けている方もいます。透析中にフットケア外来で行うのと同様に足を評価し、タコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)などを除去します。
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