栄養科
栄養科の業務内容
- 入院患者さんへの食事(治療食)提供
- 個人栄養相談~入院・外来(予約制)
- 栄養管理
- 摂食不良の患者さんへの食事相談・個別対応
入院中のお食事
1 . 食事は医師の指示で決められます
(1) 一般治療食~疾病の改善や回復をより効果的に促進するための食事
常食・軟菜・流動食など
(2) 特別治療食~病気の悪化や治癒が食物摂取と関係が深いと考えられる疾病を対象に一定の栄養素を調節したり形態を変えたりする食事
糖尿病食・透析食・潰瘍食など
2.食事時間(配膳時間)
朝食 | 昼食 | 夕食 | |
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時間 | 8:00~ | 12:00~ | 18:00~ |
3.適温配膳
お食事は温冷配膳車で、さらに味噌汁などは保温食器を使用し適温での提供を心がけています。
4.当院では食事に関して次のような対応をしています
※食事の種類によってはお受けできないこともあります。
(1)主食の変更
食事の種類は医師の指示に基づきますが、主食は一部の特別食を除いて選ぶことができます。
ご飯・お粥・パン・めん・おにぎりなど、また大盛り、小盛り、半分など量を変える事もできます。
(2)牛乳の飲めない方
ヨーグルト・豆乳・ジュース・乳酸菌飲料に変更できます。
(3)肉や魚の食べられない方
他の食品を使用した献立に変わります。
(4)アレルギーのある方
アレルギー食品を使用しない献立に変更します。アレルギーの程度は個人で異なりますのでご相談ください。
5.選択メニュー
「一般治療食と一部の特別治療食」を召し上がっている患者さんを対象に、お食事を2種類から選べる「選択メニュー」を毎朝実施しています。
6.行事食
日常の献立は8週間のサイクルメニューとなっていますが、各行事や季節に合わせた食事の提供も心がけています。
7.エルム食
主に化学療法を行っている方を対象に、食欲低下(目安喫食量1/2以下)、食欲不振、味覚障害等の副作用に対応し、平日昼のみ「エルム食」の提供を行っています。
8.アラカルト食
化学療法食や放射線療法、緩和ケアや手術後など吐き気や嘔吐、味覚や臭覚の変化、口内炎などで食事がとりにくくなっている方へのお食事です。
9.お茶会・お楽しみ会
小児病棟では、病棟と連携して決まったテーマによるおやつを提供しています。
緩和病棟では、季節や行事に合わせて月1回の開催を行っています。
血液内科病棟では、各部屋にワゴンサービスで2か月に1回のお茶やおやつの提供を行っています。
栄養指導(相談)
入院・外来患者さんとご家族対象に、生活習慣病・消化器疾患術後、化学療法による低栄養など治療食に関する個別の栄養指導(相談)を実施しています。
予約制となっていますので、担当医師・看護師にお問い合わせ下さい。場所は東棟2階栄養相談室及び各病棟にて行っています。
平日 | 9:00~ | 10:00~ | 11:00~ | 14:00~ | 15:00~ |
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栄養管理
入院時に、栄養スクリーニング(身長・体重・褥瘡・喫食状況など)、栄養アセスメント(血液・生化学検査値など)、管理栄養士による入院時の訪問などにより、患者さんの適正栄養量を把握し栄養管理計画書を作成しています。栄養管理計画書に基づき、医師や看護師など多職種とともに栄養管理に従事しています。
食事相談・個別対応
治療の関係でお食事が思うように摂れなくなった場合、医師・看護師と検討し管理栄養士がベッドサイドに訪問し、患者さんに合った食事の提案・提供をしています。
スタッフ
- 管理栄養士 8名・栄養士1名
- 調理師10名
- 調理補助員17名
給食部門は外部業者に委託する病院が多い中、当院では可能な限り患者さんへのきめ細かいサービスが徹底できるよう直営で行っています。栄養科は西棟1階に位置しています。