放射線科
診療内容
診断
X線をはじめとするいろいろな放射線を使って検査や治療を行っています。放射線を大きく分けるとアルファ線、ベータ線といった、細かい粒の流れとX線やガンマ線のように太陽の光と同じ波の流れの二種類があります。どちらも目には見えませんがそれぞれ性質が違って、いろいろな特徴を持っています。
この特徴を利用して身体の中を透かして診断したり悪い細胞にあてて病気を治療したりしています。
検査
放射線機器は、昔と大きく違いデジタル化しています。検査で得られた写真を細かく分け、その一つ一つの濃度や色合いを数値で表すことができます。これにより、後から診断に適した画像に作り替えたりすることが出来ます。
治療
悪い細胞にその細胞が確実に消えるだけの放射線をあてます。良い細胞にはあてません。これが理想の放射線治療になります。コンピュータ技術の発達により、CT検査で得られた身体内部の画像を三次元的な放射線の分布を描きくことができます。これにより理想的な放射線の照射方法を決めることが出来ます。
これらの情報をもとに、放射線治療専門医は放射線治療計画を行います。
症例数
年度 |
2023年 |
2022年 |
2021年 |
2020年 |
2019年 |
2018年 |
2017年 |
2016年 |
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四肢の血管造影検査 |
138 (453) |
186 (406) |
225 (392) |
229 (373) |
221 (359) |
280 (324) |
367 |
321 |
放射線治療 |
120 (41) |
102 (37) |
122 (52) |
118 (42) |
89 (28) |
119 (37) |
118 |
128 |
スタッフ紹介
藤野 賢治
卒業年 |
平成12年 |
---|---|
専門分野 |
放射線治療 |
資格・認定医など |
日本放射線学会放射線治療専門医、日本消化器学会胃腸科専門医、日本ヘリコバクター学会ピロリ菌感染認定医 |
診療放射線技師数
11名
設備
血管撮影
(DSA:デジタルサブトラクションアンギオグラフィー)
検査画像どうしを処理をすることで少ない造影剤で細部まで見やすい
画像を作れます。腹部・四肢の治療や検査などに使用します。
放射線治療
(直線加速機・治療計画装置)
高エネルギーX線や電子線を使ってがん細胞を消滅させます。
CT画像から三次元的に的確な照射方法を決めることができます。
ガンマカメラ
微量の放射性医薬品を注射しその流れ方や集まり方を調べることで病気の
早期発見や経過観察を行います。
一般撮影・乳腺撮影
(FPDコンピュータシステム)
身体を通過したX線はコンピューターが直接検出して画像にします。
少ないX線量できれいな写真が撮影できます。
X線TV透視装置(DR)
デジタル画像で撮影後の処理が簡単にできます。
X線TV透視装置(FPD)
最新型の装置です。左のDR装置より一層低線量で高精細な画像を得ることができます。